美食と温泉宿らぶりぃの温室の中
第二温室 クスバートの部屋
うちの温室は標高500m、朝晩涼しく、一年間を通して雨と霧、晴天の日は少なくて、カトレアやシンビジュームの花はめったに咲きません。高地性のランに適しているところです。
湿度100%近くでどんよりしていて風もなく雨が何ヶ月も続き、鉢の中はジメジメしています。温室の床はコンクリートでも乾燥せずコケだらけ、冬は雪に囲まれて温室が埋もれてかまくら状態という過酷な環境です。確かに夏の夜温は20℃を越えませんが・・
遮光はアクリル複層版の上に白ペンキでラインを引くだけで少ない日照時間に対応しています。これからもっと高地性のマスデバリアを育ててみたいと思います。
冬の温室。雪に囲まれてかまくら状態になる
温室の遮光ネットと夏場対策
2005年7月、山の夏も暑くなりました。そこで今年は遮光ネットのことを考えました。
遮光ネットもいろいろありますが、ただの遮光でなく熱線(赤外線)を遮るものを探した所、2種類の良いものがありました。1つはアルミテープを使用した遮熱効果の優れたダイオミラーです。我家の温室はもう1つのクールホワイトという熱線を遮りつつハウス内を暗くしないで光を取り入れる新製品です。6坪温室屋根面のみ手動巻取り式ネット加工込みで10万円ぐらいで設置できます。夏場どの程度遮熱効果があるか様子をみたいと思います(ネットはダイオ化成、施工は大仙仙台支社です)。普通の黒い遮光ネットは日本の夏には不向きだと思います。
クールホワイトは遮光率を以前のものより強くしても暗くならないので、夏場の高温防止には最適だと思います。
ちなみに我家ではネットを使用する日は少ないのですが晴れた日は猛烈な熱線にさらされてしまいます。その上、湿度が異常に高いので換気と送風は欠かせません。