バイオゴールドシリーズ~ランの自然栽培と底力のために(ニーム・バイオゴールド・バイタル)~
マスデバリアやクールタイプのランはとても強健とはいえません。通常の栽培では化学肥料の薄い液肥と殺菌・殺虫をまめに行うのが一般的でしたが、なるべく自然な栽培を大切にするために次のようなことを実施してみました。
- 根張りの良い株にはスーパーバイオゴールドの固形肥料を小さく割って春と秋にあげる。
- 月に一度はバイオゴールドバイタルを葉面散布する。
- 薬品での殺菌、殺虫はどちらもできる限り少なくする。
- 年に数回、葉の裏表と鉢をシャワーで水洗いする。但し、梅雨と秋の長雨の季節は多湿による病気を誘発するので避ける。
今年からは新製品のニームを週一回、葉面散布してみました。すでに害虫に加害された葉以外の葉には少しづつ元気が見えはじめています。
人間にも西洋医学と東洋医学の薬があり、薬品は即効性のある治療には有効ですが、時には耐病性の低下や副作用も避けられません。
その点、漢方薬は即効性には劣りますが免疫力を強くすることができます。ニームでの長期利用でランの底力を得られると期待しています。
そして、害虫だけでない病原菌への効果もあると思いますので定期的で継続的な使用が大切だと思いました。
効果的な使用法
まずは栽培している植物の全てを殺虫、殺菌してクリーンな環境作りからはじめましょう。高濃度でなく最初は100倍を散布して、その後は200~500倍を定期的に散布するのが良いと思います。薄めるときは冷たい水でなくぬるま湯で希釈すると乳化した原液と馴染み易くなります。
- 天然活性肥料(スーパーバイオゴールド)
虫がつきにくく、長期利用することで花付き、生育が格段に良くなる。
但し、クールタイプのランには根張りの良い株のみに使用する。 - 天然活性液(バイオゴールドバイタル)
葉にも根にも吸収されて底力のある強い株にしてくれる。 - 植物保護(バイオゴールドのニーム)
化学肥料は株の力を無視して花を咲かせてしまうことがあります。
天然の有機肥料と活性液は株本来の力で立派な花を咲かせてくれる自然栽培です。
できたらバイオゴールドの液体肥料もあるといいのですが、スーパーバイオゴールドの固形肥料を水に溶かして使うこともできますが、液肥の製品があれば尚、使いやすいと思います。