植物にとって大切な水

これまで日本のランの専門書や愛好団体の情報の中でランに与える水についての重要性が少なかったことから、私もずっと冬季の汲み置き以外は何も気にかけずに水道水をそのまま利用していましたが、近年水質の悪化で飲用水を水道から直接飲むことは有害だと皆さんもわかるようになったと思います。それならば大切なランにも・・・と気づき、早速、塩素除去装置を取り入れてみました。

アメリカやヨーロッパの愛好家の方はもうすでにこの重要性を認識していました。特にマスデバリア・クールデンドロの栽培に対しては以下の通り書かれていました。

清浄で柔らかな水・・・雨水、逆浸透膜水、蒸留水のいずれかを必ず使用すべきである。残留塩素や塩分を調べて取り除くことなしに栽培の成功はあり得ない。

このように塩素が多量に含まれている水道水を平然と使うことをきつくいましめているのです。そこで4種類の水を残留塩素のみ調べてみました。

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左から水道水2.0ppm、汲み置き水0.7ppm、浄水機・アルカリイオン水いずれも0.1ppm以下でした。

これ以外にもアルカリ度、酸度、イオン化、含有酸素、ミネラルなど水質については多様な要素があると思います。

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今回、試した浄水機の利点は、水やりのホースに接続してそのままいままでの様に水やりができる点でした。

水圧もほとんど減少しません。

まだ不明の点がありますが順次結果を報告していきますので是非、ご意見等をお寄せ下さい。