世界らん展日本大賞2012

世界らん展日本大賞2012 御礼

楽しく有意義に過ごせました。お会いしたくてもなかなか会えない方々と会える機会となる東京ドームの世界らん展。今年も小さなブースに今まで以上に多くの方々との出会いがあり、再会の喜びに大輪の笑みが咲いてくれました。ただの出店ではない事を皆様に知っていただき、支えられて応援していただけて「らぶりぃ洋ランの集い」のブースはまさに世界らん展の中の集いの場として六回目を無事終えることが出来ました。全国のらぶりぃ洋ランの集いの会員、会友、ファンの方々、毎年訪れてくれる若いランの愛培者の方々、宿らぶりぃに泊まって下さる方々と旧友、親友、知人、親類方々、年に一度しかお会いすることはなくても東京ドーム世界らん展ならランの花と共に素晴らしい七夕の再会をもたらしてくれます。

洋ラン界一番裕福でない私が2006年の日本大賞を受賞したのも集いの会員が年々全国に広まり充実しているのも、至らない点だらけの私を支えて下さり理解して下さり応援支援して下さる方々と小さなランからの想いがあるからだと思っています。とても幸せです。大好きなランの為にひたむきになれて、多くの方々からお力添えをいただけるのですから・・毎年これを最後にしようと考えつつも、一年間出展を励みに頑張ってしまうのも皆さんの笑顔と小さなランの笑顔が後押しして下さるからです。

今回は妖精や天使の出品をせず申し訳ありませんでした。私のランの出品を心待ちにして下さる方々の為にも来年は出品して欲しいと言ってくれるランを大切に一年間育ててゆきます。自分は風呂に入らず、身の手入れも着替えもせずとも恋しいランのためなら苦にはなりません。例外もありますが基本的にランは女性であり、私にとって出品することや受賞することよりも、恋しいランが咲いてくれて微笑んでくれる瞬間に心酔しているだけです。正直なところクール種のランにとって過酷な環境の東京ドームに出品することは心痛むことであり、愛する人を見世物にすることでもあり、気楽に出品してはいないとご理解下さい。ブースに展示して多くの方々に豪華なランだけでなく小さくても魅力的なランがあることを知って見て感動してもらいたい、そういうランを育ててみたい人や若い人に格安で提供すること、枯れて当たり前と思われるクール種のランが笑顔で元気に育てられるように!!と声を大にしています。実はそれが会期中出店している本当の理由かも知れません。

昨年からの一年間は大震災にみまわれ、長期間の停電や悪い環境でランにも辛い思いをさせました。私も怪我や病気入院もあって出展には苦心しましたが、皆様と共に心をひとつにして出展できたことを感謝しています。私のランへの想いを支えて下さった方々お一人お一人に御礼申し上げます。来年も笑顔でお会いするのを楽しみに、人もランも健やかであれと願い御礼の言葉とします。

2012年3月    藩 世英

2012sekairantenmise2

出店ブース

2012sekairantenmise1

出店者 藩 世英